ボート競技には、「エルゴメーター」と呼ばれる陸上でのトレーニングマシンがあります。通称「エルゴ」と呼ばれています。水上での動きとほぼ同じ動きができる上、回転する羽根車によって一人一人の漕力を数値で把握することができます。
気温、水温が低くなり水上での乗艇ができなくなる秋~冬の季節は、このエルゴを使った陸上トレーニングが主となります。通常、水上でのレースは1000mで競いますが、エルゴメーターをつかったトレーニングでは、有酸素運動能力の向上を目的としているため、長い距離をじっくりと漕ぎます。これを、2000mのタイムで競うのが「マシンローイング大会」です。世界大会、アジア大会もあり、ボートの世界では「インドア・マシンローイング大会」という1つのカテゴリとして認知されています。
毎年1月末を期限に、「全国中学通信制マシンローイング大会」を実施しています。日本ボート協会の「全国マシンローイング大会」を兼ね、全国ランキングを発表しています。「通信制」ですので、全国各地で実施された地区大会の記録を集約する形で行われます。男女別、学年別でランキングがつきますが、学年を問わないランキングで上位30位以内に入った選手は、3月末に福井県美浜町・久々子湖ボートコースで行われる「全国中学選抜ボート大会」への出場権を得ることができます。(※シングルスカルが漕げることが条件のため、出場を辞退することもできます。また、辞退者が出た場合、次点の選手が推薦されます。)
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